2004/11/16更新

新潟県中越地震支援のページ

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■三条市地域通貨「らて」の加藤寛明さんが地域通貨国際会議のため
12月18-19土日神戸に来られます。みなさんもごいっしょに!
 こちら

■加藤寛明さんと11月1日20.00お電話でお話しました(ひよこ)

加藤さんたちのホームページ http://www.gassan.jp/genkimura/

加藤さんが岩波『世界』一月号の表紙になっています http://www.iwanami.co.jp/sekai/

加藤さんからのテントを含む現地発信です(11/12開設) http://genkimura8.exblog.jp/  

中越元気村blogより 「手紙をください

 
報道がどんどん収縮され、ボランティアセンターも徐々に活動の規模を小さくしている今、
被災者の方々は、「次第に取り残されている感覚」を抱きつつあります。

 支援物資(現在足りないモノ・長靴・スキーウエア・スキーパンツ・スキーグローブ・下着・)を送ってくださる方は、
是非包みの中に被災者の方々への励ましのお手紙をいただけると幸いです。

 現地ではコピー機を動かせないので、可能ならば物資の量に応じて20枚から30枚の小さな「手紙」を添えて頂けると助かります

(2004-11-16 12:27)   

千姫のみなさん、小さな励ましの手紙を書いてお送りください。中越元気村へお届けいたします

〒670-0092 姫路市新在家本町1-1-12 兵庫県立大学環境人間学部 岡田研究室気付 千姫プロジェクト

「中越元気村では、「中越元気村では暮らせないけれど、家族で暮らすテントがほしい」そういう方にも無償でテントをお渡ししています。
 先日も「 妻と娘と一緒に住みたいのだけれど、隣町なんですがだめですか?知り合いがここなら分けてくれると教えてくれたんですが」という男性がいらっしゃいました。
 中越元気村では、お住まいになられる場所にかかわらず、テントを必要とする被災者の方には無償でテントを差し上げています。どうかご一報くださいませ。
 また、避難先でこのサイトをご覧になれない方も多くいらっしゃるかもしれません。必要とされそうな方の心当たりがありましたら、下記の連絡先ご遠慮なくどうぞ。」連絡先 中越元気村 090−6102−9308
 (2004/11/13中越元気村のBlogより)

テント&カンパ プロジェクト 〜三条市「らて」の救援活動を支援しましょう〜 

今回は送っていただく物資をテントに限ってお願いします。

 11月11日現在のテント送付について。配布用テントの数量はいまだ充実していないのが現状です。

有志のテント提供を継続して募集しております。よろしくお願いいたします。

以下にテントを提供してくださる皆様へのお願いがございますので一読をお願いいたします。

・提供していただけるテントの検品を事前にお願いいたします。できるだけ完品をお願いいたします。

・若干の欠品がある場合、郵送していただく際に欠品メモを同梱してくださいませ。

【送り先】はクロネコヤマトの宅急便で、「クロネコヤマト小千谷支店留 中越元気村」でお願いします。

      【受け取り人名】: 中越元気村 加藤寛明  【電話番号】:090−4848−9954

活動資金として寄付金のご協力もお願いします。

【振込先】郵便振替:00980−5−12290 オープンジャパン

       通信欄に「中越元気村」とお書き下さい。的確に使わせていただきます。加藤寛明

加藤さんたちのHP 「中越元気村」http://www.gassan.jp/genkimura/

加藤寛明さんからのお手紙(10/27)

全国の皆様、7月の三条市の豪雨災害の時の楽市楽座へのご協力、大変ありがとうございました。皆様からいただいた気持ちを、被災した方々に届けることができたと思っています。しかし、まだ豪雨災害の後片付けも終わっていないところもまだあり、余韻が消えないうちに今回のように新潟県中越地震がおきてしまいました。

私は、地震発生当時、大和町という一番被害の大きかった小千谷市から車で南へ1時間、十日町市から山を挟んだ東側にいました。上越新幹線では、「浦佐」という駅のあるところです。そこには国際大学という、世界中からの学生の集まっている大学院があり、私は寮に住んでいる友達を訪ねていました。

6時少し前に、出かけるために鉄筋5階立ての寮の1階に下りてきたところで、激しい揺れを感じ、走って外の駐車場へでました。停電で真っ暗になり、揺れは長い間続きました。40〜50秒だったということです。

月と星が明るい夜で、すぐに寮や学校の校舎から、学生たちが走ってでてくるのがわかりました。その後、立て続けに2〜3回の激しい揺れがあり、寮も停電していたため、中に入ることは非常に危険だったため、学生たちはテニスコートの脇の芝生に自然と集まりました。

私の住んでいる三条と違い、新潟県の南側は非常に寒く、今にでも雪が降りそうな寒さで、凍えるほどでした。学生たちは木を集めて火を燃やし、歌を歌って寒さをしのぎ、電話や車のラジオで安否の確認や情報収集をしました。そして、震源がとても近く、まだまだ大きな余震が続くことがわかりました。

週末だったので、学校の職員はいなかったのですが、4時間後の夜10時過ぎに、体育館に発電機が持ち込まれ、ランプをつけ、そこを避難所としました。

懐中電灯を持っている者を中心に、寮のフロアごとにグループをつくり、毛布や上着などをとりにいきました。そのときには月も沈んでいて、寮の非常用のライトも消えて完全な暗闇で、激しい余震も断続的に襲っていたため、5階建ての鉄筋の建物に入るのはとても怖いものでした。

体育館では柔道用の畳や体操用のマットを敷き、みんなで身を寄せ合って寝ましたが、寒さと頻繁に襲ってくる余震のため、みんなほとんど眠れないようでした。

翌日も、トンネルの陥落や土砂崩れ、道路の陥没のため、私は三条に帰ることができずに、大学に滞在していました。電気は回復して、寮の部屋にも戻りましたが、余震が続いているため、いつでも出れる準備をし、食事をしていても、話をしていても扉を開ける音や、足音、イスを引く音などが聞こえるだけで、ハッとするほどおびえていました。その日も体育館で寝て、朝に震度5くらいの大きな余震があったときは、寝ていたにも関わらず、ほとんどの人が飛び起きて外に逃げました。

私は今日、新潟の南側を経由して三条にかえってきましたが、学生たちは、食べ物もコンビニにほとんど何も売っていないため、学校から支給されるパンやインスタントラーメンを食べ、体育館に布団や教科書、パソコンを持ち込み、勉強しています。

大和町にいたときは、情報がなかったため、自分の周りのことしかわかりませんでしたが、三条へ帰ってきてテレビを見ると、小千谷などの震源地付近や山村では、かなりの家が崩壊し、入りきらないくらいの人たちが避難所で生活をしていることがわかりました。

そして、避難所に入りきらない人、入りたくない人、余震の恐怖で建物に入れない人など多くが車の中などの外で生活していることがわかりました。家にいる人も、大学の寮でそうだったように、いつ激しい余震がくるか、おびえながら生活をしています。そして、とても寒いです。

そこで、みなさんに、三条の豪雨災害のときのように、お願いしたいのですが、自宅に眠っているテントを送っていただけないでしょうか。明日にでも雪が降る寒さですので、外で生活している人たちには、寒さしのぎになります。避難所で生活している人たちにとっても、避難所は混雑して、着替えなどでも仕切りのまったくない体育館のため、プライベートが保てません。テントをどこかに張ることができれば、そこで生活をしたり、着替えなどのプライベートを確保することができると思います。そして、避難所に来ていない人でも、余震の恐怖で家の中に入れない人たちにとっても、庭などの広いスペースのあるところにテントを張ることができれば、少しは安心できると思うのです。すでに家の中に入っている人にとっても、また何かあったときのために、持っているだけで安心することができると思うのです。どうか、送ってもいいというテントを持っている方はご協力お願いします。

送っていただいたテントは、被害の範囲が広いため、配れる範囲からでも配らせていただこうと考えています。また、配りに行くのも、一人では配れる時間も行ける場所も限られているため、車を出せて被災地に行ける範囲で配りに行ける方にボランティアで協力していただけるようにお願いします。

今回は送っていただくものをテントに限ってお願いします。送っていただく前に、ご面倒かと思いますが、一度組み立ててから送っていただけるようお願いします。

【送り先】は、クロネコヤマトの宅急便、「新潟県 小千谷宅急便センター止め」でお願いします。

      受け取り人名:中越元気村 加藤寛明 電話番号:090−4848−9954

活動資金として寄付金のご協力もお願いします。

【振込先】郵便振替:00980−5−12290 オープンジャパン

       通信欄に「中越元気村」とお書き下さい。的確に使わせていただきます。

明日にでも雪が降るという予報もあるため、今週末には一回目を配りに行きたいと思います。ご協力、よろしくお願いします。加藤寛明 

このあとの週末10月30-31日加藤さんたちがテントを張って、避難者の方たちがとても喜んでいらっしゃる様子が

ニュースで報道されていましたね。(ひよこ)

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