目的:昭和の街づくりを進める豊後高田,ソフトからハードへの合言葉を元に魅力的な地域づくりを進めている.魅了的な地域資源の発掘と地域の人々との交流を軸に日本文化の空間学とネットワーク研究を進展させる.
2005年6月23日(木) 第1日目
11:30 大分空港出発
午後 豊後高田着 現地探索 金谷さん
昭和の町−桂川−荘園−三浦梅園−富貴寺
2005年6月24日(金) 第2日目
午前 ワークショップ(桑子研究会)豊後高田商工会議所
13.30 シンポジウム「豊後高田の魅力と街づくり--桂川の再生に向けて」
場所:豊後高田商工会議所
キーワード:荘園,信仰,空間,河川,ソフトからハードへ
基調講演1:豊後高田の魅力(30分) 森野栄一 ゲゼル研究会主宰
「昭和のまちは、まちづくりの第1段階をクリアして、次のステップ、住民たちが新しいイメージを打ち出してゆく段階です」
基調講演2.豊後高田の空間と継承(30分)桑子敏雄 東京工業大学教授
観音信仰の盛んな国東の観音型くにづくり 千手千眼観音は人々の苦しみに応じてふさわしい姿で救いに来る
観音菩薩は日本の景観形成に重要な働きをなしている
・開放系
・浄財奉納型
・文化創造型
・プロセス体験型
・自然・人間共生型
・多様な関心掘り起こし型
パネルディスカッション:
コーディネータ 島谷幸宏
パネリスト:
桑子敏雄
安部谷次郎(昭和の町運営協議会会長)
合田博子(兵庫県立大学教授)
永岡恵一郎(豊後高田,歴史)
永松博文(豊後高田市長)
片寄俊秀(関西学院大学教授)
島谷「なぜ桂川なのか」 永松「川、水が一番大切。川と橋でつなげる町にしたい」 桑子「昔の川の写真はなぜいいのか」
永岡「パリにセーヌ川があり、ロンドンにテムズ川があり、豊後高田に桂川あり。
仏の郷にふさわしいまちにしたい」
片寄「川に関して何でもあるところ。環境学習に最適」
合田「田染荘(たしぶのしょう)に残るご接待のようなものを大切にされるとよいのでは」
吉村「川のいい思い出をちゃんと話し合う。そうして
なにを再生するのか何を継承するのかしっかり見つめる」
延藤安弘のまとめ:
「創造まちづくりj川づくり−育てるべき種子がみつかりました
ぶん・文化の母なる川と履歴を未来に開く
ー川とまちをつなぐ仏の郷にふさわしいはぜの並木道 昭和の町
ご・互酬貢献・競合信頼
ー人間自然共生の生活空間としての川 商い人の関係、住民行政
た・多様なタカラ・智慧をほりおこしつなぐ
ー川を学びやとする(総合学習)修学旅行の来る町へ、コミュニティビジネス
ー記憶を呼び覚ます
か・開放的な対話と対話による計画、たくらみ事業プロセス
ー風の人と土の人の協働によって新しい風土が生まれる
だ・だれもが懐かしいと思うまちに
−ゆっくりまつまちづくり てんぐ松の復活を目指そう
◆名刹 富貴寺(天台)のお住職様
「国東のため池は観音をまつっているのですよ(「池観音」)」
「天台と豊後高田ということでは、最澄が宇佐八幡に参ってから中国に渡ったというご縁があります」
◇昭和のまちを歩きました
給食の食器でランチを食べさせてくれるお店、立派な金糸銀糸の繍のある打掛を陳列している呉服屋さんなどが心に残りました
それにしても、天狗松が枯れた後に立った鬼子母神さんで有名な日蓮宗の寺院は目立っていました。川の景観ということではちょっと...
夜 交流会 ホテル清照
(c)2005 Prof. Dr. Okada Mamiko 2005/06/26 15:37:04更新
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