『感性哲学3』
2003/10/20 特集「知と感性」
巻頭論文「知の遊戯ー「ずらしの術」」を書いています
部会の学術誌『感性哲学3』が東信堂からでました。
今回の感性哲学3はヴィヴィッドな赤が目をひく表紙(百武さんデザイン)になっております。辻が花を思わせる和のテイストが筑波でも評判になりました。
◆巻頭に岡田真美子の「知の遊戯―「ずらしの術」」---部会長お目見え論文と3月の研究発表会シンポ報告
◆佐々木能章さん「概念のゲリラ化による知の活性法」---心躍るような知の喜びを味わえる論文です
◆トリは、桑子敏雄さん「日本における感情と風景」---新しい哲学の手ごたえを感じさせるパリ講義録
そのあいだにこれぞ感性学と思われる投稿論文が並んでいます。
◆露木恵美子さん「「場」と感性」
◆千代章一郎さん「環境地図の思想」
◆谷津裕子さん「看護のアートにおける「技術」概念の文献的考察
◆浜田利満さん他「ロボット・セラピーの可能性に関する一考察」
いずれも2003年3月に東工大で口頭発表された、新鮮で意欲的な研究です。こうして論文にまとまると、一層輝きを増すようですね。
また書評欄も
◆林真理著『操作される生命』(濱町久美子さん評)
◆佐々木能章著『ライプニッツ術』(加藤泰史さん評)
◆千田智子著『森と建築の空間史』(関礼子さん評)
◆小林傳司著『公共のための科学技術』(桑子敏雄さん評)
◆関礼子著『新潟水俣病をめぐる制度・表象・地域』(桑子敏雄さん評)
という充実振りです。