環境宗教学特論(Environmental and Religious Advanced-Studies )E301演習室 選択 2単位 

大学院

岡田真美子 環境人間学部 教授

シラバストップ

【講義目的】

日本的知的資産を生かした宗教感性学的アプローチによって、人と環境の関係性再構築のソフトテクノロジー研究をおこない、地域創造のために有効な戦略を探求する。

【講義内容】

環境生命倫理に基づく地域支援研究(2-5講)、日本型地域支援システム論とネットワーク哲学(6-9講)、理論から政策提言へ(10-12講)という手順で日本的知見を活かした新しいコミュニティ創出のビジョンを考究する。

1.10/07 プロローグ:ワークショップ「宗教とは」

2.10/28 環境思想としての悉有仏性論
       ―日本的生命観と〈もったいない〉

3.11/04 環境価値:浜の価値        

4.11/18 地域支援の歴史―ボランティアと相互扶助  

5.11/25 成熟社会と介護・看取り 

6.12/02 第3の地域システム―講と結縁

7.12/09 結いとコミュニティ論―地域通貨と贈与経済地域を結ぶ

8.12/16 ネットワーク論(華厳/インドラネット/スモールワールド)

9.01/06「和」の哲学

10.01/13 寄り合いと日本型民主主義−対馬と菅浦

11.01/20 地域ビジョン―参画と協働の地域づくり

12.01/27 エピローグ環境正義研究 

【テキスト参考文献】: 教科書は使わない。

講義の参考文献は一覧を配布する

【成績評価の基準】

レポートによって評価する。講義への参加状況も場合によって考慮する

【履修上の注意】

毎時間コミュニケーションカードを配布回収し、次回返却する。このカードとレジュメはきちんとファイルしてゆくこと。(◎最終回にファイリングしたものを持参してもらい、これを用いてワークショップをする)

【備 考】質問届けその他はメールで提出すること。件名:2005環境宗教学特論(学籍番号)

あて先はokada-hisyo@shse.u-hyogo.ac.jp

【オフィスアワー】 火曜日11.00-12.30(要予約) okada-hisyo@shse.u-hyogo.ac.jp

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