岡田真美子の講演案内 主催

京都大学文学研究科

仏教学研究室

Prof.Dr.Lambert Schmithausen講演会

日時  2005年10月08日(土)14.00-16.3

場所  京都大学文学研究科新館第1講義室

京都市左京区吉田本町 京都大学文学研究科

Reconsidering the status of plants in early Buddhism

 以前わたくしが書いた「仏教における環境観の変容」に関連した講演が行われるとのお知らせで、

京大へ出かけました。

 前ハンブルク大学教授シュミットハウゼン博士の論文The Problem of the Sentience of Plants in Earliest Buddhism, Studia Philologica Buddhica Monograph Series VI, The Institute for Buddhist Studies, Tokyo.1991に関連して書いた「仏教における環境観の変容」を批判していただいて、

大変光栄に思います。

御牧先生挨拶 ハーン教授ご夫妻 

御牧先生のご挨拶          Prof.Hahnご夫妻             満員の聴衆

◆講演会のあと、奥様Helga さんに1999年に来日されたときにお取りした写真をコピーしたものをお渡しして少しお話しました。

■そのあとSchmithausen先生と親しくお話をする機会を得て、仕合せでした。

Schmithausen先生がいまも非常に真摯に文献を読みインド学者であり続けながら環境学を研究されていることに大変励まされる思いがしました。

■今日の講演によって、やはり草木を無機物Mineralとは考えずorganische Substanze ととらえるわれわれの生命観は初期仏教から連綿と続いていると言うよりは、日本の長い伝統であると考えたほうが良いということを確信しました。これでもう一本論文が書けそうです。

■来年もう一度9月に東京へくるとおっしゃっていましたので、それまでにこのあたりのところを、今度はドイツ語か英語で書いてみたいと思っています。


2005/10/08 21:02:32更新

(c)2005 Prof. Dr. OKADA Mamiko