2003.10.08更新
2003年10月8日

備前長船 妙興寺

岡山県歯科医師会有志

入れ歯供養祭実行委員会


入れ歯は使ううちに身体の一部となり、不要になっても捨てがたいようです。箪笥や仏壇の中にしまっている人も多いとか。

入れ歯の命を全うさせてやるために、ただごみとして焼却したり、埋めたててしまうのではなく、きちんとリサイクルできるものはし、レアメタルも回収することが大切です。

昨年始まった入れ歯供養祭、今年はさらにたくさんの方々がお参りくださいました。

環境に配慮し、「もったいない」という日本的感性を尊重する歯医者さんたちのこの行事がこれから毎年続きますように。


導師 慈音院日行上人         

妙興寺 本堂 

邑久郡歯科医師会有志の方々と 

歯科衛生士、技工士、 

大切にしまっていた古い入れ歯を持って 

供養祭に参列した地元のかたがた 

歯科医院で働く皆さんの焼香  

[お三方(ぼう)の入れ歯に注目

歯医者さんの先生も神妙に

(午前と午後の診療の合間に行われました)

お世話になった入れ歯に感謝して      

「どうぞ成仏しますように」         

日行上人起草の「入れ歯供養祭祈願文」の解説    

…経に曰く、仏の身には三十二相あり、 

口には四十の歯を含み、方白にして、 

斎平(さいびょう)に、甘露の法を以って、 

衆を率い給う。この故に七宝ありと。 

 また曰く、一色一香 無非中道 草木国土 悉皆成仏 と。… 

発願人の中條先生先生のご挨拶     

「歯科医療に携わるものとして、     

自ら作った歯の最後まで責任を持ち     

ものの命を大切にする日本人の 感性を尊んで

(c)2003 Prof. Dr. OKADA Mamiko