(2003.05.07更新)
岡田真美子のエコマネー講座
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番外講義
[エコマネーアクション成功の秘訣] 

質問: 千姫プロジェクトが活発に活動を継続できているのはなぜでしょうか? 

1.お金?     2.メンバー     3.イベント?

1.アクションを起こすときの秘訣

 1.1 アクションを起こすとき、継続するときは、情熱がなくっちゃ、楽しくなくっちゃ、と思います。

 1.2 もうひとつ大切なのは、いろいろなプロがコアメンバに予め入っていること

     ひとりで頑張っても限界があります。コアメンバを固めることは大切です。

    理論、研究/広報/企画/会計 など様々な仕事がアクションには含まれます。

    これは勘弁、という仕事もあれば、これは任せてよ、という仕事もあります。好きこそものの上手なれ。上手を探し出しましょう。

 1.3 そして、成功するアクションのコアメンバはそれぞれ自分のネットワークを持っているひとであることもわすれてはなりません。

    逆に言えば、エコマネー スタートのときは、コアメンバ20人だってよいわけです。

2.アクション展開のキーワード:「コミコミ」 

 2.1 口コミ ネットワークをもっているひとが口コミで仲間を連れてくる。

 2.2 千姫プロジェクトは、たいへんにマスコミのおせわになりました。

     情報公開もそのおかげでできました。報道していただくと社会的な信用もできます。

 2.3 イベントはコミコミ(協働)で

     副代表のこたつねこさんがイベント「相乗り」の名人。千姫はその精神を受け継ぎました。

     異なる団体と共同開催することは、文化の違いもあって、双方大変ですが、得るものも多いのですね。

     2002年7月には、丹波のエコマネー「未杜」に誘われて、ほかのエコマネー、地域通貨仲間と篠山で第1回ひょうご地域通貨サミットをしました。

     2003年3月には、ひょうごボランタリープラザといっしょに第2回ひょうご地域通貨サミットin Kobeを共同開催。これも凄い熱気でした。

3.「守勢は創業よりも難し」  

  立ち上げも大変ですが、ほんとうにもっと大変なのは継続です。そのために大切なものを考えてみました

 3.1 お金 

  リアルマネーです。たくさんある必要はありません。でも全然ないとアクションを続けることは難しくなります

  大切なのは、あるお金でできることをすること。イベントごとに何十万円も企画書に金額を連ねていてはとても続きません。

  お金がなければ、おかしなんか持ち寄りでいいじゃありませんか。飲み物はめいめい水筒を持ってきてもらいましょう。

 3.2 場所

  集まる場所、事務局があったほうがいいと思います。学校なんていいですね。先生を引っ張り込んじゃいましょう。

  公共のボランティアのための施設も活用しましょう。

 3.3 楽しいアイディア

  楽しくなかったらしなくていいのです。仕事じゃないんですから。悲壮ぶって頑張りすぎないほうがいいですよ。

  ぽっきり折れてやめてしまうより、楽しいことだけ考えて続ける方がいいじゃありませんか。

 3.4 評価と実行

  ネットディで「反省しない反省会」というのをしてました。仲間が集まって、きちんと自分たちの活動の評価を行なうことは大切なことです・

  その際、なにがよかったかをしっかり見ましょう。

  そして、こうしたほうがよかったかな、ということも書き留めましょう。 次の機会には、これを実行にうつしましょう。

 3.5 外とのつながり

  エコマネー仲間とのネットワークは心強いものです。ネットワークの外の人たちと連絡を持つことは刺激になります。


【 ま と め 】

  ネットワークの力を使いましょう

  はじめから専門家を仲間に入れる

  相乗り、コミコミで和と輪をひろげる

  楽しく続けられることをやりましょう

  無理せずやれるようにやりましょう 

[千姫プロジェクト代表]

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(c)2003 Prof. Dr. OKADA Mamiko