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21世紀兵庫づくり懇話会

2005年
10月18日火
15.00-17.00
県民会館7階
  • 武蔵工業大学環境情報学部 萩原なつ子先生
  • 「地域づくりにおける環境管理・住民合意形成手法のあり方 
    〜地域の力を引き出そう〜」
 「トヨタ財団「市民研究コンクール”身近な環境をみつめよう”」は地域の調査研究にぼーんと大金をだした。(最初はグランプリ1千万円)
 使い方はまったく自由。飲み食いもOK。

 住民がものをいうのは「反対」しか機会がなかった時代。
 調査研究は「反対」でない住民の声が反映できる手段となった。

 市民グループが政策提言団体となってゆくことを助けた

 地域を良く見て知ってどんな問題があってどんな解決があるかを考える団体は、異なる見解をもった人々の合意形成に貢献する力を持っている。

 研究の過程で「暗黙知」、「生活知」の言語化を行い、
 「専門知」との融合を図ってゆく。それを萩原先生は「市民知」と名づけた。

 [加藤恵正先生から質問が出ました。「市民知は主観だ、とありますが」
 なっちゃん先生:客観的、ということが地域になんの役に立つのか
            と開き直った。個別性こそが大切。
            「主観=言い分」と言い換える。これを調整していくのが
            「市民知」です。「合意知」でもいい。


 ◎住民の鍛え方を習いました
(なぜなっちゃん先生が「ジャンヌダルク」と地域の人に呼ばれているのかよくわかりました!)

 世田谷のまちづくりは四半世紀前の1981年トヨタ財団の研究助成、市民研究グループ「子どものあそび」から始まった。

 進化した「エコアップスクール環」は 町内会、法務省と協働を遂げている。

 [角野先生「1.市民研究グループの中身が知りたい」
        「2.最初の学習の段階をいかにさっさとこなしてゆけるか?」
 なっちゃん先生:
        1.「専門家もまた市民に入っている
         <通りすがりの研究者>を排除してゆく。
         市民=住民+よそもの
         住民が主体で専門家が程よく参加する。
         よそものは「書く」作業で力を発揮する」

        2.「うーん、むつかしい。
         今は、すでにさっと過ごせる場が用意されているのでは。」

 [中瀬先生「1.どうやって分母を大きくするのか」
        「2.世田谷の専門家たちは今どんな仕事をしているのか
        「3.インタープリターはだれがするのか」
        「4.なぜそんなに続くのか」
 なっちゃん先生
        1.「Non Profit Papaを増やす
 NPPのすすめ^o^
         県庁職員に3つのNPOの会員になろうという運動をした。
        2.林さんはどっぷり浸かっている。生計立てている。
         地域で培った専門性を大学で教えている人もいる

         土の人、影響力を残す「風の人」
        3.インタープリターは地元のひと。地域を代弁する

        4.続くのはおいしいから。元気をもらって帰る。
          つねに距離間をもってつきあう。」












 







 【ためになったことば・共感できたことば】

 ・一番大切なのは「理解」と「忍耐」

 ・「選考委員会の選考委員の選考は難しい」

 ・「パクリック・アート」(赤瀬川原平さんのことば) パクリの文化

 ・継続性ばかり目を向けると本来のミッションを失う。

 ・NPP(Non Profit Person)→NPG→NPO→NPC(Corporation)と進んできた

 ・「何か美しいと思ったら研究のはじまりです」(谷川俊太郎)

 ・必ずしも市民=善ではないが、市民の声を聞くほかないでしょう

 ・認証性というのは県民ひとりひとりがチェックする必要がある。

 ・ファミリー・マネジメントはしっかりやってください


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2005/10/18 16:07:13更新
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